寒い日が続きます。
冬はあたたかいものが本当においしく感じられますね。
グラタン、ポトフ、鍋などよく作ります。
鍋の定番はずっとキムチ鍋。
学生の頃しょっちゅう集まっては皆でお酒を飲みつつ
鍋をつついてとりとめのない話をしていた夜を思い出します。
今年も残り一ヶ月をきりました。
一年が終わり、新しい年がやってくるこの時期の
雰囲気が私はとても好きです。
よい締めくくりをして明るい気持ちで
やってくる新しい年を迎えたいなと思っています。
いつになっても新しい発見があるというのは
嬉しいものです。
私は短編小説が好きなのですが
最近読んだ宮本輝の短編「五千回の生死」は
最近読んだ本の中でもぐっと胸をつかまれる作品で
読み終えて涙が出そうになりました。
「水だと思って飲んだら血だった」
と感じさせるような小説を書きたいと願い続けてきたという筆者。
まさに魂を揺さぶられるようなすばらしい作品でした。
もうひとつ、胸を揺さぶられるような出会い。
Fleet Foxesというバンドがつむぎ出す音楽。
「Helplessness Blues」というアルバムを聴いて
がつんとやられました。
旅に出ているような、森の中ををさまよっているような
そんな気分にさせられる音楽。聴いてすぐ胸の奥に届きました。
今の季節にとても合うアルバムだと思います。
いずれにしても
真摯に何かを創りだそうという姿勢が感じられる作品は
どうしようもなく人の心をうちますね。
ぐっと寒くなってきたこの頃。
昨日、とても嬉しい知らせが届きました。
第10回TIS公募に応募していた作品が
銅賞を受賞しました。
信じられない思いでした。
自分の描いた作品が認められるというのは
難しい事だと実感しているので
本当にありがたい事だし、
私にとっては奇跡みたいなことでした。
自分のしてきたことに自信が持てました。
すばらしいご褒美をいただきました。
今日は誕生日なのです。
制作の時にはたいてい音楽をかけます。
ジャンルはバラバラ。
例えば昨日ならまずQueenを聞いて気分を盛り上げ
そのあとにOasis、スピッツ。
あとはクラシック。
大好きなピアニストのクラウディオ・アラウのピアノで
ブラームスとベートーベンのピアノソナタ。
あとはモーツァルト、ショパン、チャイコフスキー、シューマン
などいろいろと。
夜になってjazz。
ビル・エヴァンスの『Waltz For Debby 』を聞くといった具合。
いい音楽は制作にも生活にもかかせません。
わけあって蝶のサナギを飼っています。
金色のサナギです。うそみたいにピカピカの金色。
そのサナギが羽化しました。
サナギが透明になっていって羽の模様が透けるようになり
しばらくして出てきたのです。
しわしわの羽をした蝶が。
しばらくはじっとしてその羽をゆっくりとのばしていました。
何時間かしてまるでアイロンでプレスしたような
ぴんとした美しい羽になっていました。
その模様の美しいこと。
やがて羽を羽ばたかせて飛ぶ練習を始めました。
そしてへたくそながらも大きな羽をはばたかせ
飛び立ちました。
これはとても感動的な体験でした。
不思議で神秘的で生命のすばらしさを感じずには
いられませんでした。
蝶の名前はオオゴマダラです。
御茶の水にあるgallery bauhausで
ロバート・フランクの写真の展示を見てきました。
『 FLOWER IS 』と題されたパリを舞台に撮った
素敵な写真集があるのですが
そこからの写真と未発表のものやデトロイトの
工場を撮影したものなどが展示されていました。
特にパリで撮った花のある写真が素敵でした。
この方の写真がすばらしいのは周知の事実ですが
こうして改めてオリジナルプリントを眺めていると
ああ、いいなあ、素敵だな、としみじみ感じる事ができます。
一枚一枚に物語が息づいていてとてもロマンチックなのです。
そしてなによりプリントが美しい。
やはり写真の神様ですね。
十月になりました。
金木犀の甘い香りがしてきて
今年も秋がやってきたなあと嬉しく思っています。
だんだん温かい食べ物が恋しくなってきます。
昨夜は野菜とお肉をたっぷり入れた野菜スープを食べました。
まだまだ残暑が厳しく暑い日々が続いています。
夜になると風は涼しく月も美しく
やがてくるであろう秋を感じさせてくれます。
秋は大好きな季節ですが
夏の終わりもしみじみとした風情があって
いいなあと思います。
胸の奥のざわめきがだんだんと落ち着いて
静かになっていくそんな感じです。
学生時代からお世話になっているイラストレーターの
佐々木悟郎先生の個展を見にピンポイントギャラリーへ
出かけました。
「cherished objects」小物の魅力
と題された今回の展示では
アンティークの小物や、ブリキのおもちゃ、味のある置物などが
抜群のセンスと技術で魅力的に描かれています。
私は悟郎先生の作品は人物や風景もすてきですが
物をかいた作品が特に好きなので
今回の展示は特に楽しく見る事ができました。
たまたまご本人もギャラリーに来ていらして
久しぶりにお話することもできました。
相変わらずお元気でユーモアたっぷりで
話していてこちらまで元気をもらいました。
今日もいい作品を見て力をもらったので
私もはりきって制作にのぞみたいと思います。
だんだん秋の気配が感じられるようになってきました。
コーヒーもなんだかいつもよりおいしく感じます。
今日は吉祥寺にある武蔵野市立吉祥寺美術館へ
『南 桂子展 』を見に行ってきました。
南桂子さんの繊細でいて物語性のある
美しい版画が大好きです。
今回も心いくまでその世界を楽しんできました。
いい作品を見ると不思議と勇気がもらえます。
自分が描きたいものを偽らずに正直に心をこめて描く。
それを続けていく。
そうしていたら私も南桂子さんのような
素敵な絵をかけるようになるでしょうか。
そう願いたいです。
梅雨空が広がっています。
涼しいのはいいのですがなんだか天気のせいで
気分もぱっとしません。
八百屋さんにでかけると青々としたきれいな
緑色の青梅がありました。
そこで今年も梅酒をつくる事にしました。
一緒に梅シロップも。
暑くなったらソーダで割って飲むつもりです。
ちょっとした楽しみができました。
本の中のとってもおいしそうなお菓子。
その写真を見ながら想像はどんどん膨らむ。
クリームはこってりなめらかで
チェリーの甘酸っぱさがそれにぴったりと合う。
タルト生地はバターの風味がたっぷりして
フォークをいれるとざくっと切れるに違いない。
食べられないからこそ甘美で
おいしさはますます膨らんでいくばかり。
私もほかの女性にもれず甘いものが好きです。
最近は自分で簡単なものなら作ります。
今の時期ならプリンや杏仁豆腐やパンケーキ。
先日、鎌倉に行ってきました。
散歩しながらいろんなものを買って食べ歩く。
なぜあんなに楽しくておいしく感じるのでしょうか。
最近、日比野克彦さんの『 A Collection of the Work of Katsuhiko HIBINO』
という作品集を手に入れて毎日眺めています。
初版が1983年で私が生まれた年です。
それにもかかわらず中の作品たちは
とてもいきいきとしています。
日比野さんは私と同じ岐阜県の出身です。
同じ故郷の方がこんなにも素敵な作品を作って
活躍されているというのはとても嬉しい事です。
作品集の内容はダンボールを使った作品たちです。
とても楽しげで子供のように無邪気で夢があります。
それはとてもすばらしい力だと思います。
良い一冊に出会えて良かったです。
今日は雨で蒸し暑い一日でした。
久しぶりにモンゴルの旅行で知り合った友人に
会いに行きました。
あの旅行から4年以上経ちますが今でも時々会っては
近況を報告したりおしゃべりしたり
楽しい付き合いがつづいています。
彼女は屋久島に数年間移住する決心をし、
夏からそこへ旅立ちます。
どうか良い出会いがありますうにと願うばかりです。
少し前になりますがニューヨークに行ってきました。
まだ春になったばかりのNYは寒くて
それでも毎日ひたすら街を歩いていろいろなものを
自分の目で見て感じてきました。
特にすばらしかったのは美術館とギャラリー。
嬉しくなるくらい素敵な作品を毎日たくさんみて
本当に刺激を受け、エネルギーをもらい、
作りだすこと、表現することの喜びを感じさせてくれました。
すばらしい作品をみると生きていて良かった、
この世界も捨てたものじゃないと大げさですが思います。
今月末に久しぶりにNYに行ってきます。
前回行ったのはクリスマスの時期でした。
信じられないくらい寒くて凍えながら
しかし興奮してひたすら街を歩いたのを覚えています。
今回はどんな旅になるのか、今からワクワクします。
小川洋子さんの「猫を抱いて象と泳ぐ」
を読んでいます。
この方の物語は映像として浮かび上がってきて
まるで静かな映画を瞼に映して見ているような
気分になります。
とても好きな作家です。
冬に聴きたい音楽、読みたい本があるように
春になるとまた違った音楽を聴きたくなります。
今朝はバッハを聴きました。
日に日に温かくなってきたこのごろ。
どこかに出かけたくなります。
朝、窓を開けた時に感じたやわらかい空気と光。
今年初めて春を感じた瞬間。
もうすぐ春がくるんだなぁと気持ちが緩みました。
昔うちにいて空へ飛び立っていってしまった
水色の小鳥の夢を見ました。
毎日寒い日が続きます。
早く春が来てほしいと切に願う今日このごろです。
温かい春の空気が待ち遠しい。
今年からブログを始める事にいたしました。
日々描きためている作品をどんどん紹介していきたいと
思っています。