2013/03/26

『 渡り 』



桜がもうすぐ満開です。
毎年見ているはずなのに、見るたびに
桜の花の持つ不思議な危うさと圧倒的なうつくしさに驚きます。

桜を見ると必ず思い出す言葉があります。

「 死こそ常態 生はいとしき蜃気楼 」

茨木のり子さんのさくらを詠んだ詩の一節です。
満開の桜の下を歩いているとその言葉が自然と浮かんできて
その意味をひたひたと感じられるのです。