2013/10/13

『 秋のはじめのある日 』



機会があり、長野県の諏訪と霧ヶ峰を訪れました。

霧ヶ峰にある湿原に足をのばしたのですが、
そこでみた風景はすばらしかった。
辺りは白い霧が立ちこめていて、秋枯れの草がさわさわ風に揺れていました。
色彩がアンドリュー・ワイエスの絵のよう。
香しくどこか懐かしい気持ちにさせる香りを胸一杯に吸い込む。
どこまでも静かで、ぽつんと私が1人そこに立っている。

どこまでも広がる景色を前にして1人そこにたたずんでいる時の
あの気持ちの良さはなんだろう。
あの感覚が私はきっととても好きで
だからよく絵にそういう光景を描くのだと思います。